ちょい足し

薬膳茶

何種類も茶材を組み合わせてせっせと煮出して飲まなければ
薬膳茶ではない?意味がない?
そう思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが
いえいえ、私はそんなに難しく思わなくてもいいかなと思っています。

薬膳茶の定義に
2種類以上の食物あるいは生薬を組み合わせて
それらに相互協調を発揮させる。
とありまして。要するに2種類組み合わせれば定義的には薬膳茶(薬茶)と言えるのです。笑

例えば生姜紅茶。市販でもよく見かけますが
茶材の食味は・・・生姜は辛、紅茶は苦、甘
食性は・・・生姜は温、紅茶は涼
組み合わせることで茶の性質バランスが良くなる感じしますよね。
(生理痛がある時などは、黒糖入れるといいかもしれないですね)
勿論、茶材それぞれの適応や効能もあって
組み合わせの相乗効果で健康維持、病気の予防になるので
薬膳茶師としましてはさすがにもう少し体質と体調を加味したブレンドを考えますが(苦笑)
それでも薬膳茶がもっと身近で気軽な健康アイテムの1つになればいいなと思っている私としては
市販のお茶に少し茶材を足して飲んでみるのも悪くないよと薦めています。

先日、私自身なんだか体が冷えるし、血虚、瘀血の所見があったので
市販の杜仲茶に自宅にある枸杞の実と紅花をちょっと足して飲みました。
(あ、写真には紅花無いです。写真の茶材は枸杞子、玫瑰花、五味子です。)
もっとちゃんと茶材を用意してブレンドすればいいのは分かっていながら
忙しさと疲労を言い訳に(てへ)やかんで5分程煮出して飲みました。
もっとサクッと飲むときは大きめマグカップやタンブラーに入れるだけでも。

いつもの飲み物を身体の為に少し意識してみるきっかけとして
ちょい足しで作る薬膳茶を、私はありだと思っています。

 

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