春は何飲もう

薬膳茶

東洋医学では春は【肝臓】の季節と言われています。
五臓六腑の五臓(肝、心、脾、肺、腎)の【肝】です。

肝の気は上昇しやすく
木々が芽吹きどんどん上に伸びていくように
人間の気も高ぶり、頭に気血が上りやすい時期です。
頭に血がのぼる(イライラ)、めまい、耳鳴り、首肩コリ、目のトラブルなどを
引き起こしやすくなったり
また、肝は食べたものを生きる為のエネルギーに変換する“代謝“や
ホルモンにも関係します。
たまに、お酒飲まないから肝臓は大丈夫という方がいらっしゃいますけど
肝臓の仕事はアルコール分解だけじゃないですよ。
お酒を飲む飲まないは関係なく肝はいつも
健康に生きる為の大仕事を任されていますので
特に春の養生として重要なのは
肝をいかに助けてあげられるかです(補養)

養生法としてご自分で気軽にできる方法の一つにお茶があります。
いつも飲んでいる緑茶や烏龍茶などでもいいのですが
薬膳茶にするとかなり健康維持、促進効果が期待できます。
(薬膳食になると毎日なかなか大変ですがお茶は気軽に摂取出来ます)

春の薬膳茶の施茶方針として
◆滋養肝腎・・・肝腎を滋養して
◆平肝潜陽・・・深く潜り込み上昇した肝火や肝陽を鎮める
◆疎肝理気・・・肝の気を巡らす
この3つは重要になってきます。

立春~春分前までは、まだ寒い春です。寒気、発熱、でも汗は出ない、
咳が長引いたり、身体の痛みがでたり。肝の気が上昇しやすい春ですが
この時期はまだ身体を温めて、発汗出来るといい時期です。
(汗をかいた後冷やさないように注意して)
例えばいつも飲んでいる紅茶に生姜や桂皮(シナモン)を入れてみたり
陳皮(みかんの皮)も胃腸を助けながら気の巡りを良くしてくれます。

春分後は暖かくなってくるので更に肝気が上昇し
鬱血や春うつ、アレルギーなどが起きやすくなります。
少し熱を冷ますような涼性の茶材を使ってあげると良いでしょう。
例えば薄荷(はっか)や菊花(きっか)を上手に使いたいですね。

実際に薬膳茶の茶材をブレンドする場合(薬膳茶師としましては)
温めたいから温性、熱性の茶材だけ使うという事はしません。
平性、涼性の茶材も上手に配合しバランスを取ります。
例えば身体を温めるお茶に生姜や桂皮だけでなく
平性の枸杞の実や微寒の薏苡仁(ヨクイニン)※ハトムギ
を入れます。(ここでは敢えて分かりやすい茶材しか書きませんが)
これが大事なのです。
それでもいつも飲んでいるお茶に
季節の養生になる茶材、食材を少し足して
プチ薬膳茶から始めてみるのもアリだと思いますよ。

※体質や症状によっては向き不向きの茶材もありますので
何か強い症状等がある方はご相談くださいね。
きちんと診察して今の身体の状態に合ったお茶をお伝えします。
今後、当院でも季節別、体質別の薬膳茶が購入出来るようになります。

 

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