年中行事も陰陽が関係しています

東洋医学

3月3日はひな祭りですね。
皆さんどう過ごされますか?最近はひなまつりケーキが当たり前なのかしら?
ケーキ屋さんでもスーパーでも可愛いケーキが並んでいて
買わなきゃ行けない雰囲気さえありますが…苦笑
我が家は娘が菱餅とひなあられに興味があるようなので(幼稚園で教わった)
買ってきます。笑
ちなみに菱餅やひなあられの色には
桃色は魔除け、白は清浄、緑は健康という意味が込められています。
色の意味も娘に話してあげようと思います♪

さて、1年間に5つの節句がありますが、
1月7日(人日)
3月3日(上巳)
5月5日(端午)
7月7日(七夕)
9日9日(重陽)

1月7日を除いて同じ奇数が重なる日が節句です。
※1月1日(元旦)は別格として1月7日になっています。

中国では奇数は【陽】偶数は【陰】とされていて陽×陽=陰になる為
(陰陽転化と言って“陰極まると陽に、陽極まると陰に”という考え方があります。)
奇数が並ぶ日は特に体調を崩しやすい(不吉な日)とされており
昔からこの日は季節の旬の植物から生命力を貰い
邪気払いをしていました。

1月7日 七草 弱った胃を回復させる
3月3日 桃  桃が邪気を払い長寿を保つ
5月5日 菖蒲 強い香気で厄を払う
7月7日 竹真っすぐに伸び生命力にあふれ葉に強い抗菌効果がある
9日9日 菊  菊は寿命を延ばすと言われている

五節句とは、季節の変わり目に無病息災、子孫繁栄を願って邪気払いをする日です。

そしてもう一つ。
鍼灸を受けたことが無い方には馴染みがないかも知れませんが
もぐさを米の半分位の大きさにひねり、直接ツボに置き線香で火を付けて燃やす
お灸は(当院では治療はひねりの灸です。)

病状に合わせてツボに5、7、9など奇数の数だけ灸を据えます。
【陽】の数だけ据えるのです。お灸には身体の陽気を補う目的があります。
せんねん灸など(台座灸)とは違い、ひねりの灸は回数も非常に大切です。

五節句(季節の変わり目)はお灸で陽気を補い養生することで
邪気払いにもなると思いますよ!

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